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魯迅ゆかりの「内山書店」が天津で復活
8/22/2021 11:37:58 AM  
 
 

 

1917年に内山完造が上海に開業した内山書店は、文豪の魯迅や郭沫若、田漢、郁達夫などが通ったことで知られている。そんな内山書店が7月、天津のドキュメンタリー監督・趙奇氏と内山家の人々の熱い思いが実り、天津で復活した。

「内山書店」復活のきっかけは、趙氏が「海外書店」という番組を手掛けた2013年にまで遡る。趙氏は番組の取材で東京の「内山書店」を訪れ、「内山書店」の4代目店長・内山深氏をはじめとする内山家の人々と知り合うことになった。

2015年4月3日、趙氏は内山深氏と、上海の万国公墓にある内山完造の墓参りをした。内山深氏は、内山完造の弟で東京の内山書店を創業した内山嘉吉の孫にあたる。内山深氏は内山完造の墓前で涙を流しながら、「祖父らの夢は中国で内山書店を再び開店させることだった」と語り始めたという。

2019年、天津市党委員会宣伝部の指導者らが趙氏と連絡を取り、幾たびもの話し合いを経て、天津市は、天津出版伝媒集団が内山書店の開店と運営などを担当することを承認した。そして2020年に、内山深氏らは、「内山書店」の商標を中国で独占排他的に使用する権利を天津出版伝媒集団に授与することを認めた。同年8月、天津出版伝媒集団は子会社の「天津内山書店有限公司」を立ち上げた。

 

天津内山書店有限公司の総経理に就任した趙氏によると、天津の内山書店には現時点で、6000種類以上の本が並び、うち、中日文化交流関連の本が2000種類以上を占めるという。

「日本文学作品では、村上春樹や夏目漱石の作品のほか、樋口一葉や永井荷風などの作品も選んだ。文学史において、これらの作家も重要な地位を占めている。その他、太宰治のベストセラー作品、さらに、その小説『惜別』も選んだ」と趙氏。

こうした図書のほか、日本文化関連の文化クリエイティブグッズも天津の内山書店に並んでいる。「例えば、日本の若者の間で人気の知恵の輪や、日本から輸入した日本製の文房具がある。また、茶葉も販売しており、玉露という日本茶を特別に選んだ。なぜなら、内山完造が魯迅をもてなした時に入れたのが玉露だからだ。入れる茶が中国の緑茶・龍井茶に変わると、魯迅らはすぐに分かり、冗談交じりに、『茶葉を変えたの?僕たちを歓迎していないみたいだね』と言っていたという。また、スミスキーのブラインドボックスも販売しており、中国の人々にも日本の若者のある種自嘲的な一つのライフスタイルを知ってもらえたらと思っている」と趙氏は言う。

 

魯迅の孫で、魯迅文化基金会の秘書長を務める周令飛さんは、「魯迅は上海にいた頃、ほとんど毎日内山書店に通い、内山完造と固い友情を築いた。内山書店が天津で復活したことで、私と父の夢を叶えることができた」と感慨深げに語る。

李彤さんは、仕事以外のほとんどのエネルギーを読書や本の購入に費やしている。内山書店が天津で復活したことについて、李さんは、「普段いろんな本屋に行く。並ぶ本は同じものもたくさんあるが、店によって雰囲気が違う。内山書店には、奥深い歴史的背景があり、文化的シンボルだ。魯迅は読書家の精神的世界のレジェンド。内山書店は、魯迅と深いつながりがある。そんな内山書店が天津で復活したということは、天津の出版環境、読書環境、都市文化などが認められていることの表れだ」と喜ぶ。

樊霓さんは、内山書店が天津で復活するというニュースを随分前に聞いて、開店するとすぐに足を運んだといい、「日本の内山書店に行ったこともあるし、上海にあった内山書店や魯迅とのつながりなどについても知っている。この書店は本の推薦や本のジャンルの選択などの点において、読者にたくさんの収穫を与えてくれると感じている。実店舗の書店のほうが、静かに、本の雰囲気の中に入っていくことができる」と語った。

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
 
 
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