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華僑華人の子女をCCTV子供春節聯歓晩会に出演させたダンス教師
山田愛子 一般社団法人水蓮舞踊芸術学校理事長
5/21/2021 10:10:56 AM  文/本誌編集長 蒋豊
 
 

爽やかな蓮の香りに触れる

名古屋水蓮舞踏芸術学校の華人の子供たちがCCTV星行大道スタジオに登場した!

名古屋水蓮舞踏芸術学校の華人の子供たちが北京に行きCCTV2020子供春晩(春節聯歓晩会)に出演した!

名古屋水蓮舞踏芸術学校の華人の子供たちが北京に行き第1回CCTV2020子供春晩で金メダルを獲得した!

4月初め、東京から新幹線で名古屋に向かった。名古屋駅に降り立つやいなや、一般社団法人名古屋華助センターの鄭興主任と愛知大学教授であり、華僑華人の水蓮舞踏芸術学校の後援会長である劉柏林先生が出迎えてくれ、上のようなニュースを次々に伝えてくれた。「一般社団法人水蓮舞踏芸術学校は日本の中部地方に住む十万人の華僑華人のブランドになりました」と二人は口を揃えて称賛した。

蓮の花からエリートが生まれる

音楽が高く、低く流れる。十数人の薄いピンク色の練習着を身につけた華僑華人の子女たちが、舞姿も優雅な先生のリードで、宙返りやブリッジなど様々な中国舞踊の基本ポーズを練習していた。

先生はほころび始めたつぼみのような子供たちの間を行き来し、時には立ち止まってポーズを直し、姿勢を調整する。先生たちは熱心に子供たちを褒めたり励ましたり、または優しく「このポーズはあせらないで、できなくてもいいのよ」と声をかけている。蓮の花に寄り添う蓮の葉のように、子供の後ろから軽く体を支えて、弱々しい花をしっかりと守る。

一般社団法人水蓮舞踏芸術学校の「リーダー」である山田愛子氏も、子供たちの真ん中を通り抜けながら、「宝宝(いい子)」、「宝宝」と頻繁に声をかけている。この親しげな呼びかけには、彼女と子供たちとの間を近づける架け橋というだけでなく、子供たちを「手中の玉」ととらえ、「芸術の宝物」に育て、最終的には「きらめく宝石」にしようという気持ちが表れている。

遠くに源流を持つ泉

山田愛子氏の中国名は「郭俊言」という。名前には両親の理想と希望が込められているものだ。「ご両親は男の子として育てたのでは?」と聞くと、彼女はほほえんでうなずいた。

小学校卒業後、中国の三大芸術学校の一つである瀋陽音楽学院附属学校舞踏学部に入学した。彼女がこの芸術の殿堂である学校で、専門的に学んだのは舞踊であり、18歳になると両親について来日した。天賦の才能と堅固な基礎は彼女にゆるぎない自信を与えていた。

彼女は来日すると、すぐに目標を宝塚歌劇団に定めた。試験会場で、彼女の舞踊のポーズは大きな拍手を受け、多くの称賛を得たものの、来日して日が浅かったために日本語の壁を乗り越えられず、残念ながら宝塚には入れなかった。

「神様は一つの扇を閉じると、すぐに別の扇を開ける」と言われるが、その後のエピソードはドラマチックであった。彼女は一人の日本人男性と知り合い、恋に落ち、結婚したのである。貿易と不動産業を営む日本人の夫は、「もし何か事業を起こしたいなら、必ず応援するよ」と彼女に言った。

結婚後、名前を「山田愛子」と変えた彼女は、ずっと心に秘めていた憧れの「中国舞踊の夢」を具現化し始めた。夫も彼女の夢の実現のためしっかり彼女をサポートした。

夫は自ら瀋陽に赴き、妻が十数年間を過ごした青春の地である瀋陽音楽学院附属学校を見学し、さらに彼女が参加したステージも鑑賞した。帰国後、彼は「君がダンスの仕事を続ければ、きっと輝くようなダンサーを育成できるに違いない。日中両国ではそんな新しい世代のダンサーが求められているよ」と話した。そして、夫の信頼と期待を受け、2017年12月、水蓮舞踏教室が名古屋に誕生した。

流れは華僑界を潤す

「水蓮舞踏教室から水蓮舞踏芸術学校になるまでの期間に経験した困難や挫折について聞かせてほしい」と言うと、山田愛子氏は伏し目がちになり、微笑みがだんだん消え、瞳をうるませた。

しかし、すぐに感情を抑え柔らかな小さな声で、「事業をするのに困難はつきものです……でも今は全て過去のことです。中国の劉暁軍名古屋総領事たちが学校や子供たちに大変関心を持ってくれましたし、中部地方の華僑華人の応援もありました。鄭興主任や劉柏林教授ら、多くの華僑界のリーダーたちが大切にしてくれたので、水蓮舞踏芸術学校は長足の進歩を遂げることができ、現在の規模となったのです」と胸の内を明かしてくれた。

華僑に心を寄せ、チャリティーに熱心で、若い世代の成長を注視することは中部地方の華僑たちや、鄭興主任や劉柏林教授らリーダーたちの特長である。愛知大学現代中国学部の教授である劉柏林氏は、現在日本華僑華人水蓮児童舞踏芸術学校後援会の会長を務めている。また、一般社団法人名古屋華助センターの鄭興主任は後援会の幹事長であり、「困ったことがあったら鄭興主任に頼め」と言われるほどである。

劉柏林教授は「水蓮舞踏芸術学校は中国舞踊を教えるだけではなく、中国文化を伝えます。ここの先生方は、中国舞踊が踊れる子供というだけでなく、中日文化交流に携われる新しい人材を育てています。ですから、私は積極的にこの後援会を組織しているのです」と話す。

鄭興主任は、「私は水蓮舞踏芸術学校に対して大したことはしていません。逆に、名古屋華助中心(名古屋華僑華人互助センター)の敬老活動や『どまつり・名古屋大総踊り』、『錦秋節』や中華全国帰国華僑連合会(中国僑連)の『親情中華』などのイベントには、いつも水蓮舞踏芸術学校の子供たちの一生懸命な笑顔があるんです。『名古屋中国春節祭』でも、毎年水蓮舞踏芸術学校の子供たちの素晴らしいパフォーマンスが見られます。老華僑たちは、舞台が終わるといつも大変喜んで拍手をし、次の舞台はいつか、と聞いてくるほどです」と語った。

中日の良いとこ取りの教育

「舞踏家に子供時代はない」とよく言われるが、山田愛子氏もその通りで、自身も幼い頃に舞踊を学んだが、太腿の裏側にはいつも先生の杖の跡があった。

今はどうだろうか。山田愛子氏は微笑みながら、「そんな指導方法は日本では通用しません」と言う。

習いにきた華僑華人の子女たちに、彼女が用いているのは「激励指導法」であり、「いい子ね、また上手になったわ」、「いい子ね、素晴らしいわ」という励ましの言葉である。

また、「比較指導法」も用いている。これは、子供同士を比較するのではなく、以前の自分と比べさせるやり方だ。一人一人の子供が前にはできなかった舞踊のポーズができるようになったとき、先生は褒める言葉を惜しまない。言葉の力は、子供の心のなかにある向上心を呼び覚ますのだ。

もちろん「言葉で褒めるだけでもダメです」と、教育の方法・方式について語り始めた。あるときには、自分の口調を厳しくしてもいいし、あるときには泣く子供をしばらく放っておいてもいい。しかし、絶対に授業が終わってからのコミュニケーションを軽んじてはならない。子供に対して自らの心を開かなければ、子供も心を開いてはくれない。子供たちの舞踊を学ぶなかでの成長は、先生と生徒の信頼関係から始まるのである。

水蓮舞踏芸術学校を実際に見学し、話を聞いて、最も感銘を受けたのは山田愛子氏が中国と日本の教育の強みを融合させ、独特・独自の在日華僑華人の「技能教育」を確立したことである。これが彼女の成功の秘訣の一つであろう。

新しい蓮の花が日本で輝く

子供たちが水蓮舞踏芸術学校で学んでいるのは、どうしてだろうか。何を得ようとしているのだろうか。山田愛子氏は心の中でずっとその答えを探し続けている。

ある子供は、日本の小学校の体育の時間にとんぼ返りをしたら、周りの先生や子供たちがすぐに拍手をしてくれて、口々に「中国の子の足腰はすごく柔軟だね」と言われ、とてもうれしかったという話を山田氏にしたが、ここまでできるようになったのは水蓮舞踏芸術学校のおかげだと言った。

またある子供は、日本の小学校の先生はいつも「毎日笑顔で」と指導しているが、あるとき先生に「中国の子は日本の子に比べて顔の表情がとても豊かなのはどうして?」と聞かれたという。子供は何も説明しなかったものの、心の中でとても誇りに思ったと山田氏に語った。これこそ、水蓮舞踏芸術学校のカリキュラムの内容の一つなのである。

ある保護者は、「うちの子はここで学んでから、日本の小学校で学んだけれど、さらに自信をつけ、さらにやる気を持って、私は中国舞踊ができるのよ、と威張っている」と山田氏に話した。

 

蓮の香が風に乗り長く続く

一般社団法人水蓮舞踏芸術学校の教室では、黒いレオタードの若い男性が練習していた。彼は長い間水蓮舞踏芸術学校で学び、今は高校生となり、日本の芸術大学を受験しようとしているが、合格の可能性は高いという。山田氏は期待の眼差しで彼を見ながら、「彼は水蓮舞踏芸術学校から日本の芸術大学に進学する華人学生の第一号となりそうです」と言った。

小さな蓮の花がつぼみを出せば、すぐにトンボが止まるように、新しい人材が出れば、それを育てていく。2017年に設立された水蓮舞踏芸術学校はまだ新しい学校だが、その素晴らしい教育の成果は、中部地方の住民と十万人の華僑華人に何度も認められている。人々が期待するのも無理はない。一般社団法人水蓮舞踏芸術学校の蓮の花は、長く清らかな流れの中で咲き続けるだろう。

 

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
 
 
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